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第3回花丸WEB新人大賞ノミネート作全作レビュー!

2014.12.21 21:27|わなび。
自分のヤツだけダイジェストだなんだとキャンペーン(?)するのもなんなので、
自著を除いたノミネート作7作をレビューしてみようと思います。(`・ω・´)
私のヤツは気の向いたどなたか代わりにお願いします。^p^

題して、
ここがすごいよ!
第3回花丸WEB新人大賞ノミネート作!!

(※掲載は第7回から順にペンネーム五十音順)

以下はあくまでくもはの個人的な感想ではございますが、未読の方の参考になれば幸いです。
投票は全作品に一票ずつ投じることが可能ですので、順位など気にせず面白い!と思った作品には軽い気持ちでポチっと一票お願い致します。(>人<)


◆宇奈月ポルカさん作「地下室の星空」(第7回優秀賞受賞作)

まずもって訴えたいのは、冒頭からガツンと描写されるIT企業勤めの主人公・海野直冬のお仕事姿がモーレツにかっこいいことなのであります!
契約社員の身ながら社員に代わり華麗に報告会を捌く様にもう、否が応にも期待が高まりまくり!!
この作品はいわゆるサラリーマン物に分類されるのだと思いますが一口に「サラリーマン」と言ってもこの世に「サラリーマン」という職業は存在しないわけで、彼らが日々の糧を得る仕事とは一体なんなのかということを仔細まで理解し、その理解と知識に根ざした情報の取捨選択を行った上でスマートに描写することに成功して初めて「サラリーマンもの」は単なる「お仕事小説」から「サラリーマンBL小説」へ昇華されるのではないでしょうか。
その点から言うとこの作品はまさに「サラリーマンものBL小説」として、のっけからスマートなのであります!
勿論それだけではなく、直冬氏の相手役となる志水章久もまたまーーーー匂い立つほどのいいオトコ!
社屋地下にある怪しげな一室に追いやられるようにして居を構えている彼ですがそんな仄暗さは一切感じさせず、不遜で不敵、大胆かつミステリアスな様が非常に魅力的!
そんな彼らですが、やはりそれぞれ心に澱を抱えています。
その“澱”ゆえに、時に素直になれず、時に擦れ違い、勘違いし、身体の距離は正直「え、もう!?」という早さで密着するにも関わらず心の距離は一進一退!というより三歩進んで二歩下がるといった様相で、そんな距離感の差異が非常に切なく「ああもう!なんでなの!?」と悶えながらページを捲る手が止まらないのであります!!
連ドラで見たい!!!とにかくトレンディドラマ好きにはたまらない一本であること請け合い!是非ご一読を!!


◆暮野逢さん作「あの部屋に帰ろう」(第7回優秀賞受賞作)

始めに注釈しておかなければならないのは、短からずくもはと付き合いを持って頂いている方には周知の事実ではございますが、くもはにはこれさえ与えときゃ大人しくなる!という三大好物ネタがあるということです。
それは一に女装、二に食べ物、そして三つ目は何を隠そう家族ネタなのであります!
この作品の主人公・及川國臣は、同室になった児童養護施設出身の彦野慎太に恋をします。
童養護施設で共に育った仲間たちを血の繋がった家族同様に慕い明るく素直に育った慎太と、関係が冷えきりゲイであることで自分を疎む両親から距離を置くように実家を離れた國臣。
そのあらゆる意味で真逆の家庭環境を持つ二人の心が寄り添って行く様にたまらなく心を揺さぶられっぱなしなのであります!!
一般に「家族もの」というと親子の絆であったり兄弟姉妹の絆であったりと捉えられがちですが、ひとりとひとりが互いを認め合い手を取り合って共に歩いて行く様はまさにラブでありファミリー!
(ネタバレになるので詳しくは控えますが)侭ならぬ現実が降り注いでなお共にしなやかに未来へ伸びていこうとする二人の姿を通して描かれた“希望”のかたち、そして「この先色々あるけどきっとこの二人は大丈夫だろうな」と思える爽やかなラストは落涙必須!
原稿用紙換算で200枚強のスケールに収まっているとは思えない濃密なドラマを是非!ご一読を!!


◆沙色みおさん作「脱皮」(第7回優秀賞受賞作)

「蛇姫を抱いた男は必ず七年後に死ぬ」そんな伝説に支配された山村が舞台のこの作品はもうとにかくセクシー!
陰鬱な村の雰囲気が、川縁の居酒屋で食べる天然鮎の塩焼きが、若い美丈夫の主人公・坂巻健児が、そして美貌の神主・朝比奈紫寿がどセクシー!!
セクシーに次ぐセクシーでもう、これぞまさにBLの真骨頂としか言いようがないのであります!!!
ミステリーやSFやその他エンタメ、純文学、ノンフィクションなど活字にも様々ジャンルはありますがその中でもやっぱりBLが好きやねん!という腐女子腐兄諸氏がBLに期待するものと言えば、それも個々人で様々あるかとは思うもののやっぱりセクシー……いやもう取り繕うのやめよう!やっぱり“エロ”でしょう!!!!
もうね、変な話BLってとりあえずエロけりゃオッケー!みたいなとこあると思うんですよ。
BLにおいてのエロは飲み会におけるビールのようなものですから!
とりあえずビール!と一緒でとりあえずエロ!!なんですよ!!!
それで!?エロは何ページめからどのくらいあるんですか!?っていう、そういう目でこっちは見てますから!
その証拠が数々の文庫で冒頭に差し込まれているセックスシーンのフルカラー口絵ですから!!

……若干取り乱しましたが、とにかく読み手がBLに期待するもの=エロなんだとするとエロ=商業性の公式が成立するわけで、そう言う意味ではこの作品、グンバツで商業性の高い作品と言えるのであります!
もう脱げるシャッポがないとはまさにこのこと!!
是非ともご一読頂き、そのどどどセクシーさに捩じ伏せられて頂きたく存じます!!


◆山蕗薫子さん作「love the world」(第7回優秀賞受賞作)

ちょっと横道から失礼致しますが、この作品の概要を見た時には震災がBL小説の背景になるくらいまでに“触れられる”と判断される出来事になったのだなあと、まずはしみじみ感慨にふけったものでした。
近頃は講談社文庫から木原音瀬先生の「箱の中」や「美しいこと」が発行されたりと一般向けへも歩み寄りを見せるBLですが、やはり多くは所謂アダルト産業と言いますか、俗に“不謹慎”や“破廉恥”であるとかのカテゴリーに入れられるジャンルであり、書く側も読む側もやっぱりそういうつもりで消費するのが今のところは順当なジャンルであると思います。
そういった場所で、震災を背景にしたドラマでノミネートに至ったこの作品!
期待値も上がりまくりなのであります!!
BLったらとりあえずエロだろエロ!と豪語した舌の根も乾かぬ内になんですが、やっぱりエンタメを享受するなら濃密なドラマを楽しみたいというのが人の業!!
けれどもそんな業をもまるっと飲み込み、なおかつその絶にして妙なるバランス感覚でしっかりとラブストーリーも魅せてくれるのがこの作品なのであります!!!
主人公のかまぼこ職人・小牛田和海と、失業した彼を新たに雇い入れるに至った水産会社社長・相馬貴志の恋の行方もさることながら、過去に故郷を襲った震災を軸に語られる小牛田家・相馬家それぞれの家族(そう、やっぱりくもはは家族に弱い……!)の物語、心の復興の物語も見逃せないポイントです!
またこれは極々個人的な見どころではありますが、わたくし実は学生時代に地元・小樽のかまぼこ工場でバイトしていたことがありまして。
その私から見ましたこのかまぼこ作り描写……本物です!笹かまぼこ!!美味しそう!!!
そんなリアリティ抜群のお仕事描写も必見です!!是非ご一読下さい!!!!


◆宇奈月ポルカさん作「雨上がり後、夕暮れ前。」(第8回優秀賞受賞作)

第7回に続き二本目のノミネート作でございます。連邦のモビルスーツは化け物か!(褒め言葉です)(念のため)
またしてもどーーーーしても私が訴えたいのは、この作品もまた安定の宇奈月節が楽しめるサイコーにトレンディな作品であるということであります!
繁華街の中にある夜間営業の診療所に居候する主人公・葉樹はひょんなことから診療所に出入りする謎の美丈夫・柿森を手伝い患者のホステスから未払いの診療費を取り立てることになるわけですが、彼女もまたやむにやまれず事情の中で閉塞感に喘ぎながら日々をなんとか過ごしており、板挟みの葉樹はなんとか四方を丸く納められないかと孤軍奮闘します。
そのドラマを、ホステスや彼女の働くクラブのオーナー等、脇を固める人物たちの生き様が盛り上げるのです!
全作とは打って変わって少しうらぶれた影のある世界観でありますが、そこに生きる人間達すべてがそれぞれに事情を抱えて藻掻きながら生きて行く様が力強く描写されたこの作品は、まさにBL小説のリポビタンD!!
物語の中でひと回りもふた回りも成長して行く葉樹の姿に、ファイト一発!となること請け合いなのであります!!
また、普段は一見すげなく葉樹を扱っている柿森が葉樹のために用意する「ある料理」には正直、その手があったか!!とシャッポを脱がされました!
ネタバレにあたるものと思われるので詳しく書けないのが悔しい!読んで!!読んだら分かるから!!!


◆藪乃井千梅さん作「風花記」(第8回優秀賞受賞作)

何を隠そう私自身、2月の新刊は遊郭モノで行こうかしら?と思う程度には遊郭好きなんですが、よもやこれほどタイムリーなタイミングでここまでトラディショナルかつエネルギッシュな遊郭BLが読めるとは思いませんでした!
個人的な見解ではありますが、遊郭モノは概ね3パターンに分けることが出来ると思います。
一つは「吉原炎上」などのようなド根性成り上がり型、もう一つは「さくらん」のようなカラっと活劇型、そして最後の一つは「花宵道中」などのようなしっとり型です。
それでいくとこの「風花記」はド根性成り上がり型しっとり型ハイブリットパターンであるように思われるのですが、それは正に小説のうにいくら丼!しかもBL!!男花魁!!!うにいくら丼に大トロも乗ってますよってなもんなのであります!!!
恐らく作者の藪乃井さんご自身並々ならぬ遊郭ファンなのだと思われますが、煌びやかな衣裳や小道具の描写、言葉選びの機微、遣り手や姐さん女郎の思いなどひとつひとつが「そう!そこが見たかった!!」という欲求をこれでもかこれでもかと満たしてくれるので、一行一行すべてに脳汁がドバドバ出まくり!
もう、最後まで一気読み間違いなしなのです!!
時間にケツがある時には要注意ですが是非その絢爛かつ耽美な世界観をご堪能下さい!!


◆月里有希さん作「恋愛プログラム」(第9回優秀賞受賞作)

寒い乾いた冬の日に、お気に入りのカフェでぬくぬくとコーヒーカップを傾けながら読みたい。
そんな作品がこちら!
学生時代に企業したIT関連会社を年商数十億にまで育て上げるも、共に立ち上げに関わった親友に裏切られ社長の立場を追われた主人公の久藤悠里はとあるカフェのマスターに一目惚れして通い詰め、常連となります。
そのカフェのマスター・篠村文哉の優しくゆるふわだけれど完全には腹の底を見せないミステリアスな魅力にやられちゃうのは、久藤ばかりではありません!
読んでいるこっちまでもう、彼の作るアツアツのクロックムッシュを頂き、その華奢で大きな手が鮮やかにコーヒーを注ぐ様に無我夢中になること間違いなし!!
また篠村マスターもさることながら、篠村マスターの元上司・津嶋や恋敵となる彼の従弟であるプログラマー志望の大学生・瑞希など魅力的な男性陣がガッチリ脇を固めているので、どこから読んでもイイ男にブチあたります!
腐女子(腐兄)も歩けば男前に当たる、読書のドリームジャンボ一等前後賞合わせて大当たりなのであります!!
ストーリー的にも日本人ならみんな大好き一発逆転下克上とのことでワクワクしながら読み進めるわけでございますが、久藤がどうした経緯で恋を手に入れと仕事を取り返して行くのか、その手練手管にもご注目!
是非、温かいコーヒーとお好きなお茶請けと共にご一読下さい!!
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